訪問歯科VISIT

訪問歯科とは

患者様のお身体が不自由であったり介護が必要な状態にある場合、歯科医院に通院するのは非常に困難です。そんな時は是非、訪問歯科をご利用ください。訪問歯科では歯科医師・歯科衛生士が患者様のご自宅やお住まいの施設までお伺いし、症状に応じた診療を行っています。地域の皆様がいつまでも「自分口から食べる楽しみ」を持ち続けられるようサポートいたします。

高齢者のお口の健康を保つ重要性

介護を必要とする方で、お口の中の衛生環境がきちんと保たれているケースはほとんどありません。高齢者はたいてい持病や高血圧・糖尿病などの慢性的な全身疾患を抱えており、ご家族の方も日々の介護に追われているため、口腔ケアまでなかなか意識が回らないのです。しかし、お口の健康、特に「よく噛んで食べること」は全身の健康と密接に関わっており、口腔ケアを怠ると身体機能や日常生活に支障をきたす恐れがあります。

咀嚼効率が低下すると

咀嚼は脳に刺激を与え、脳細胞の活性化を促します。歯茎が痩せ衰えて歯が動揺、または抜けてしまうと咀嚼の力が落ち、脳に十分な刺激が伝わりません。加齢による口腔機能の低下によって上手く噛めないままでいても、脳は次第に衰えていってしまいます。「噛む」という動作は認知症の進行を遅らせるとの報告もあり、介護の分野でもお口の健康を守ることが重要視され始めています。


唾液の量が減少すると

唾液は食べ物の消化を助けるほか、口腔内細菌の殺菌・お口の洗浄作用や粘膜を保護する働きがあります。最近では、唾液中の酵素に発ガン性物質の作用を抑制する効果があることも判明しています。よく噛まないと唾液の分泌量が減少し、口腔内が乾燥して細菌がお口に多く留まります。この状態を放置すると様々な歯科疾患にかかりやすくなるため、定期的に診察を受ける必要があります。


摂食嚥下障害による誤嚥性肺炎のリスク

物を食べてから飲み込むまでの一連の動作を「摂食・嚥下」と呼び、摂食嚥下障害とはこれらの動作に必要な機能が支障をきたしている状態を指します。飲み込み機能が低下すると、食べた物が気管に入りやすくなります。この時食べ物や唾液に混じって細菌が入り込むと、誤嚥性肺炎を発症する恐れがあります。むせる回数が増えた、食べるのに1時間以上かかる等の症状が見られる場合は要注意です。

訪問歯科で可能な診療内容

訪問歯科診療では、歯科医師と歯科衛生士がポータブル機器を持って患者様のもとへお伺いします。
歯科医院に通院する場合に受けられる治療内容の大半を受けることが可能です。

  • 歯科衛生士による口腔ケア
  • ブラッシングの指導
  • 虫歯や歯周病の予防・治療
  • 入れ歯の作成・調整・修理
  • 摂食嚥下障害のリハビリテーション

訪問歯科診療の流れ

お申し込み

患者様ご本人、またはご家族の方に電話でお申し込みいただきます。介護サービスを受けている場合は、ケアマネージャーやお住まいの施設の職員の方に申し込みを依頼することが可能です。
※訪問歯科診療の対象エリアは、当院を中心とした半径16㎞以内となります。

カウンセリング・訪問日の決定

患者様のお口の状態をヒアリングし、ご本人やご家族のご要望をお聞きした上で診療方針を検討します。訪問日や訪問時間についても、患者様のご都合に合わせて決定いたします。

治療

患者様に合わせた歯科治療を行います。
※初診時は各種保険証をお持ちください。

アフターケア

治療終了後はご希望に応じて月に数回ほど訪問し、定期検診を通してお口のケアを行います。

Contact

045-983-3733 診療時間 9:30~13:00/14:30~19:00  日曜・祝日休診

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